活動概要

開演前、スマートフォンの電源をオフにしてから楽しめる、演劇を裏側から楽しむフリーマガジンを計画。タイトルは(仮)ですが「STAGE-S(ステージ・エス)」Sサイズの舞台、つまりは小劇場を意味しています。
演劇それ自体の情報はもちろん、社会の中の演劇、役者をはじめとする演劇人のワークライフバランスなどに光を当てて問題提起していくソーシャルマガジンを目指しています。

ご挨拶スタッフメッセージ

僕が演劇に興味を持ち始めた当時は、所謂「小劇場運動」の全盛期で、小劇場にはお客さんが溢れていた。少し人気のある劇団なら、整理券が配られる程の長蛇の列ができるのは日常茶飯事だったのである。
今、小劇場にその熱気は残念ながらない。しかし、今も昔も、大劇場にはないこの濃密な空間ならではの表現や、誰もまだ見たことのないものを求めて、試行錯誤を繰り返しながら活動しているのが「小劇場」の特徴であり、強みだ。そんな刺激的な舞台が、今日もあちこちの劇場で上演されている。
今の小劇場の作り手達は、何を考え、どんなものを目指しているのか。僕自身、小劇場で芝居を作っている立場でもあり、それを聞いてみたい。作家、演出家に限らず、役者やスタッフとして小劇場に携わる人達のことももっと知りたい。そして、1人でも多くの人にそれを伝えたい。そんな思いでこのフリーマガジンに関わることにした。
純粋に小劇場の芝居を楽しみたいお客さんに情報を届ける。また、小劇場で活動している人達が、同じように活動している他の人達のことを知り、繋がりを広げていく。そのお手伝いが少しでもできたらと思っている。
小劇場が熱気を取り戻し、さらに刺激的で楽しい場所になっていく、そのためのきっかけを作っていきたい。

Favorite Banana Indians 代表 息吹肇


 僕が過去に一番「大きな舞台」に立てたのは歌舞伎座「義経千本桜」だった。歌舞伎役者を目指していたわけではないけど、運動神経が特別よかったわけでもないけど、なぜか、動きにキレがあるとかで抜擢され養成所から大舞台に一気に駆け上がったのが僕が高校生の時。
あれ以後、いわゆる「大きな舞台」には立てなかった。理由はいろいろある。更に負け惜しみと思われてしまうかもしれないけど一番大きな理由の一つが小劇場の魅力にとりつかれてしまったということだと思う。
AからZまで自分達で創り上げる達成感がたまらなかった。ただ光が当たる部分がまぶしければまぶしいほど、影になる部分は深く暗い。
演劇人にも様々な苦労がある。将来的不安もある。光と影、たくさんのテーマがあるならば、それを伝えていきたい。それがフリーマガジンを始めたいと思ったきっかけ。たくさんの演劇人たちとこれからの道を切り開いていきたいと思っています。

編集部 小塚ツルギ